このページでは、デイサービス施設内のトイレつまり修理例をご紹介します。また、高齢者の方がいらっしゃるご家庭で多いトイレつまりの原因とその対処法についても記載しています。
デイサービス施設でのトイレつまり修理例
当社に電話で「トイレがつまっているようで、水が流れなくて困っている。すぐに修理に来てほしい。」とご連絡がありました。すぐに専門のスタッフがお伺いしたところ、デイサービス施設でした。施設長の方に詳しいお話を聞いたところ、すでにラバーカップで対処をされたそうですが、トイレつまりは解消されなかったとのこと。実際にトイレ使用中を見ていたわけではなく、何がトイレに詰まっているのかわからない、とのことでしたので、さっそくトイレの点検を行いました。
トイレを点検して詰まりの原因を特定します。
上の画像、左はローポンプという道具を使用して修理している最中のものです。ローポンプとは、圧力ポンプとも呼ばれ、空気圧をかけることでトイレつまりを解消させます。ラバーカップと呼ばれる、柄の先にお椀型のゴムがついたトイレつまりを解消させる道具の数倍の威力があり、頑固なつまりにも対応できます。
ローポンプ作業をして、試しにトイレットペーパーが問題なく流れていくかを確認してみました。問題なく水が流れていき、トイレットペーパーが残らなかったので、トイレつまりが解消できました。
トイレつまりの修理費用
トイレつまりの修理料金は何がつまっているのか、どのあたりにつまっているのかによって料金が異なります。当社スタッフが修理作業を始める前に、必ずお客様へ修理内容のご説明と修理費用の見積もりをご案内しており、同意を頂いた場合にのみ修理をしております。万が一、見積もり内容などにご不明点がありましたら、お気軽にスタッフへご質問ください。
トイレつまりの原因は
トイレつまりの原因は複数考えられますので、ここではよくあるトイレつまりの原因をご紹介します。
・排泄物、トイレットペーパーによるトイレつまり
通常は問題なく流れていくはずの排泄物やトイレットペーパー。しかし、一度に大量にまとめてトイレに流すことで、つまりの原因となります。
・異物によるトイレつまり
排泄物とトイレットペーパー以外はトイレに流さない様に気をつけていると思いますが、異物を誤ってトイレに流してしまうことはあり得ます。異物を具体的に挙げると、ボールペン、携帯電話、綿棒、爪楊枝、カイロ、会員カード、メガネ、ブルーレットなどのトイレ洗浄剤、乳児用紙オムツ、トイレの周りに飾っていた小物などです。
・高齢者の方がいらっしゃるご家庭でよくあるトイレつまりの原因
ご高齢の方がいらっしゃるご家庭でトイレつまりの原因となりやすいものをここでご紹介しますと、大人用紙オムツ(介護用オムツ)、尿取りパッドです。
トイレがつまったときの対処法
ここでは、トイレがつまったときの対処法についてご紹介します。
【排泄物、トイレットペーパーによるトイレつまり】
排泄物、トイレットペーパーが原因でトイレが詰まっている場合はラバーカップを使用してトイレつまりを解消させてください。ラバーカップが水に浸る程度に、便器の水が多すぎる場合は灯油ポンプなどで水を減らして作業をしてください。また、水の飛散予防のために、トイレ床面をビニールどで養生することをおすすめします。準備が整いましたら、ラバーカップを便器排水口へ押し当てて、カップ内の空気を抜きます。カップ内が真空になったら、一気に引いてください。
【異物によるトイレつまり】
異物を流してしまった可能性がある場合は、異物が排水口付近にないか便器の上から覗いてみてください。排水口の付近に異物がある場合は、割り箸などをご使用していただき、取り出すことをおすすめします。排水口付近で目視できなくても、すぐに近くにある場合がありますので、長い棒などを使って手前にかき出してみてください。
異物によるつまりでは、ラバーカップの作業は逆効果になることがございます。ラバーカップを使用することで異物がさらに奥に移動することもありますので、万が一に異物を流してしまった可能性がある場合は、ラバーカップのご使用はおすすめしませんのでお気を付けください。
レバーハンドルを回して、便器に大量に水を流して、トイレつまりを解消させようとする方もいらっしゃいますが、こちらも状況が悪化する可能性がございます。
高齢者がいらっしゃるご家庭でできるトイレつまりの予防策
ご高齢の方や認知症を患っている方がいらっしゃるご家庭では、トイレつまりが繰り返し発生することも珍しくはありません。ここでは、トイレつまりの予防のためにできる対策をご紹介します。
・トイレの前に尿取りパッドや大人用紙オムツを回収する
認知症を患っている方の場合、尿取りパッドが汚れていると、「綺麗にしなくてはいけない」と思ったり、「汚いから捨てなくてはいけない」と思い、悪気がなくトイレに流してしまうことがあります。これを予防するために、トイレに行く前に、「尿取りパッドは捨てておくから先に渡してね」とお声がけしてみてください。
・トイレに付きそう
常にご家族に付きそうのは大変かと思いますが、可能でしたら、トイレに付き添って、尿取りパッドやオムツを流してしまう前に回収してください。
・トイレに尿取りパッドやオムツを入れるバケツ(ゴミ箱)の設置
トイレ便器に座って手の届く範囲にバケツを設置して、そこに尿取りパッドやオムツを捨てるようにご案内してみてください。この時、バケツは目立つ色にして、便器に座った時に目につくようにすると効果的です。
・介護用トイレに交換
デイサービス施設などでも取り入れられている介護用トイレに交換することもおすすめです。詳しくは後述致します。
・離床センサーの設置
介護現場で使用されている離床センサーの設置も効果的です。この離床センサーで、ご家族の方がベッドから起きた、部屋を移動したことが通知されます。離床センサーがあることで、万が一、ご家族の方が夜中にトイレに立っても気が付くことができます。
介護用トイレの交換
尿取りパッドやオムツなどが頻繁に詰まってしまうご家庭もあるかと思います。当社は介護用トイレへの交換工事も行っております。
こちらの介護用トイレには、掃除口が設置されていて、ここからトイレにつまったオムツや尿取りパッドが取り出せることがございます。工事の際に、当社のスタッフがこの掃除口の開閉方法など丁寧にご説明します。繰り返してトイレがつまると毎回修理を呼ぶのも大変かと思いますので、是非ご参考になさってください。
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